白夜行 第四回

 戸籍を消し、本格的に『雪穂のために』悪の道を歩み始める亮司。大学に入学し、社交ダンスを始め、目の前に現れた御曹司に対する恋心に戸惑う雪穂。それを知った亮司は自分の境遇と比べ雪穂をなじるが、雪穂もどうしたらいいのかわからないことを知り、結ばれる。という回。

 "ドM"山田君の演技がたまりません。胸毛はわかってましたが頬のほうまでひげが伸びるとは。ラストでお互いにかけがえの無い存在同士が結ばれるのは当然としても、そこに持っていくまでの屈折が秀逸だと思います。かなり東海テレビ制作昼帯ドラマチックな展開ではありますがのめりこんでみてしまいました。のめりこんでしまう理由としては、やはりせりふが聞き取りにくいということがあります。異国語のヒアリングをやっているんじゃないんだから巻き戻して(HDDだから巻き戻すじゃないんだけどなんていうんでしょうね)何回も聴かないとわからないのは勘弁してほしいです。ひょっとしたら脚本を出版して売りたいがためにわざとそうしてるんじゃないかと疑ってしまいます。

 『神サイ』がよどんだ気持ちを晴らしてくれる魅力があるとすれば、見終わった後、少しダークになれる魅力で、私にとっては今期甲乙つけがたい存在になっています。
 

神はサイコロを振らない 第三回

 ヤス子が半ば強引に対策室に復帰して各家族の問題解決に本腰を入れ始めるなか、ほぼ確定した402便の乗客が再び消えてしまうことをどう扱うかでいろいろな思いが行き交う回。

 水橋文美江さんの世界観かもしれませんが、『物事を一方向から見ること』を慎重に避けたお話作りがすばらしいです。大屋本部長とヤス子の対立の描き方や、消えてしまう立場の亜紀のポジティブシンキングという言葉では片付けられない態度の描写など随所に思わず『ああ』と声が出そうになるシーンがちりばめられています。おそらくこれは、ラストに出てきた菊介の意外な行為の落としどころにも現れてくると思われ、非常に楽しみです。

 高橋恵子さんは『光とともに・・・』の姑役から引き続き、憎まれ役を好演。どう軟化するんでしょうか。



豚増しラーメン+ヤサイ+ショウガだれ(マルジ板橋南町店)\950(1/31)

 忙しくてむしゃくしゃしていたので帰宅途中10時半くらいに訪問。意外なことに到着時は誰も食べておらず、店内には待ち5名のみ。店主ものんびりと作業を進める。10分程度待って出来上がり。結論からいうと、マルジ麺は私には合わない。この日の麺はたとえていうなら名古屋名物味噌煮込みうどんのそれに近い。要は生茹で感が強すぎるのだ。スープにつけておけばそのうち食べやすくなるかと思ったが、この感じは最後まで変わらなかった。スープはしょうがが効いたやや薄め。ブタはカネシがよく滲みた逸品。これで麺がもう少しツルツル感があるものであれば私好みなんだが、ポキポキ麺で鳴らすマルジなんだから、相性が悪いとしか云いようが無い。残念だがこれが偽りの無い感想。漫画を読みながら食べるのは禁止になったようで、その点はうれしいのだが・・・。やはり池袋で二郎系にいくとしたら池袋店しかないということか。




プチ多忙

 4月カットオーバーの新しい社内システムの運用主管なんか引き受けたものだから、ちょっと忙しい。手を動かす作業は少ないんだけど、運用まわりの展開説明だの操作説明だのであちこち動いております。来週も九州日帰りとか大阪早朝帰りとかが目白押し。正念場じゃ。



氷壁 第三回まで

 これも見てたんだった。しかも結構好き。NHKらしい贅沢なキャストとふんだんなロケ。特に第二回までの山のシーンは見ごたえありました。唯一気になるのは脚本が前川洋一さんなこと。この人は『高原へいらっしゃい』のリメークで非常に気になる現代への置き換え感覚を提示してくれた人で、今回も設定を現代に置き換えてのお話なので悪夢がよみがえる感じです。たとえば美那子のパソコンを現代的な小道具として使うあたりはちょっと危うい感じを持ちました。

 美那子役の鶴田真由を『魔性の女』として捉えられるかどうかでこのドラマが面白いかどうかが決まると思いますが、私にはかなりぎりぎりの線。もう少しどろどろしたものが出ればいいんですが、どうしてもすっきりした印象が先に立っちゃうんですよね。