東京湾景 第二回

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 堰を切ったように思いがあふれ、亮介と再会した美香。亮介も美香のことを理解する努力を怠らない。担当する雑誌の特集で和の心を求められた美香は、亮介の書を思いつき、佳男と共に、子供に書道を教える公民館を訪ねる。そこで亮介の職場の仲間と会った美香らは、飲みに行く。佳男の不用意なヒントで美香が品川の真逆=お台場に勤めていることを亮介は知る。幼なじみの在日韓国三世の弘一が美香を訪ね、猛烈なアタックを開始する。美香の父もその動きに同調しているようだ。しかし、母の秘密を知ってしまった美香はどうしても、その流れに乗ることを拒絶してしまう。亮介からの呼び出し。行ってみると亮介は「タコ"無し"焼き」をオーダーできる屋台を見つけ、待っていた。突然の雨。駆け込んだ休憩所で亮介は「あんたのことを思って書いたから」と「私」と書かれた書を手渡す。堤防に腰掛け話す二人。不意に亮介が「あんたが真逆の世界に住んでいたって、この海くらい泳いでわたって見せる」と言う。その言葉は、母の日記にとらわれ気味な美香が、気になっていた、母の悲恋の相手が「韓国との間の日本海くらい泳いでわたって見せる」といった言葉と重なり、死さえも覚悟する恋の予感をあおるのだったという回。

 結構評判悪いというか、Webの感想見てるとリタイアする人が続出の模様ですが、筋自体は悪くないと思います。古い大映テレビみたいでアラを探せばきりがないとは思いますが、結構骨太な描写をしているのでさほど引っかからずに見られます。確かにサトエリ邪魔とか、翔兄貴はもう少し違うキャラで使ってやれよとか、李麗仙ではストレートすぎすぎとかいろいろありますが、ここは目をつぶって。

 あまりに、思い出と重なりすぎると飽きるのでどこかで違いを見せてくれるんだろうとは思いますが、タイミングを逃すと視聴者が離れていきそうですね。