世界の中心で、愛をさけぶ 第二回

 恋人同士として意識し始めた朔太郎と亜紀。さまざまな出来事(キス事件や亜紀の父親の干渉)を経て、お互いの思いを再確認する流れに、朔太郎の祖父の昔の恋人の遺灰を盗み出すエピソードを絡ませて描く回。

 やっぱり恥ずかしい。「コロッケパンが食べたいぞよ」という亜紀の台詞なんて悶絶しそうだ。この恥ずかしさが青春なんだろうがおじさんには眩しくて、クラクラするぞよ。

 妻の友達の間では、桜井幸子は何者?という話題が多いらしい。珍しくみんな原作も映画も見ていないようだ。私もわからないが、朔太郎の再生の鍵を握っているのは確かだよね。

 祖父(仲代達也)を後ろに乗せて自転車を漕ぐシーンで祖父の顔に光を当てる演出に感心。こういうちょっとした小技が光るのが提マジックというものかしら。

 今週の時代考証。87年ぐらいだと若者が持っているラジオはどでかいダブルカセットが主流だったんじゃないだろうか?あんなちんけなラジカセは亜流だと思うなぁ。