アンフェア 第一回

 原作の秦建日子さんのミステリーというと一昨年の『共犯者』が思い出されて、あまりいい印象がありません。しっとり系ドラマ(『ラストプレゼント』とか『87%』とか)は割と好きです。脚本の佐藤嗣麻子さんはこれまた昨年の『僕の成功の秘密』が私の中ではトンデモドラマ。細部がグズグズで許しがたいくらい突っ込みどころ満載だった。そういうわけで、この組み合わせだけでちょっと引いちゃったんだけど、「書かれた小説どおりに殺人事件が起こる」というプロットはかなり魅力的。加えてキャストもお気にの篠原涼子香川照之阿部サダヲ木村多江、イメチェン中?の加藤雅也といった気になる面々が揃っており、とりあえず見ることにした。

 第一回は第一・第二の事件とそれを通して登場人物を一通りご紹介。思ったよりもテンポもよく楽しんでみることが出来た。怪しげな面々がそれぞれに何かを抱えて事件に絡んでくる様子はなかなかうまく描写していてgood。ただ、アレ(byREIKOさん)はすぐ殺されると思ったら生き延びて舌打ちチッ。瑛太は今まで見た中でもっともはまり役。こういった生真面目おとぼけ系がいいのではないでしょうか。

 ということで、継続視聴決定。次回も楽しみです。