救命病棟24時 第二回

 地震が発生した夜の混乱端緒を描く回。

 前回の感想でよくわからない書き方

描かれている事象やそれへの対処法の解説の仕方自身の正しいと感じるか間違っていると感じるかがこのドラマの論点であって、それから引き起こされる個人的な心情はあくまで副次的に思えるからです。
 をしましたが、さすがはREIKOさん、一言で
これはドラマというより、半分震災ハウツーっぽいものを作ろうとしてるのかな。

baddreamfancydresser: #2「ひとりでも多くの命を!」
と書いてくれてます。


 そうなんですよ。ドラマというよりはハウツーとか手引きを見ているようで、しかも、ハウツーって経験を積み重ねた上に作られるもののはずなのに、ほとんど経験のない状況に対しての仮説ハウツーを提示されているので、もしこうなったときに、このドラマの手引きどおり動くことができる/できないの前に本当にそうだろうかとかいろいろ考えてしまって、ドラマ的な部分に没入できないんですよね。ハウツー的な部分がしっかりしているために、逆にそうじゃないところがSF−結構手垢のついた−に見えているのかもしれない。感覚としてはドラマ版の『漂流教室』を見ているのと紙一重のような気がします。(言い過ぎかなぁ)そういうところを差し引いてもこの時期に、真剣に地震が起こったときの対応や、現在準備されていることへの危惧を伝えようとしている姿勢は素晴らしいと思います。このテンションを保ち続けるのはかなりの労力が必要だと思いますが流されることなく描ききっていただきたいと思います。(1/23視聴)