東京湾景 第十一回(最終回)(04/09/13OA)

 先週も見たんだがレビューは省略。あらすじは健介の子と思われていた美香が実は神谷教授の子と結婚式当日の朝に判明し、美香の父正雄は美香を亮介の元に行かせようとするが、時既に遅し、亮介は留学に旅立とうとしていて、美香は急ぐあまり交通事故に遭い、記憶を失う、というもの。

 最終回は、記憶を取り戻す美香の姿と、真実を知った美香の兄である作家の神谷が二代にわたる恋愛小説「Destiny of Love」を出版し、それを読んだ亮介の美香へのアプローチを描く回。

 最初、フジテレビがこれを韓国で放送したいという野望があるのかと思ってましたが、こんなもの放送できるわけない。離別とか異母兄弟とか記憶喪失とか交通事故とかどこかで聞いたような要素を幼児向けジグソーパズルのようにはめなおしただけのドラマ。中盤、筋立てとは違う楽しみももてましたが、ラスト三回くらいは陳腐さだけが鼻につく感じでちょっと辛かったです。

 演出では、美香の衣装が気になりました。ほぼいつも白かオフホワイトのパンツで統一されていますが、悲しいことを暗示するときなどだけ黒系のパンツに変えているところは工夫といえるでしょうか。しかし、あんなにいつも白いパンツで、汚れとかパン線とか気にならんかとおせっかい。

 李麗仙の活躍が最後今ひとつだったのが残念。もう一度、ジュエルケースを出してほしかったなぁ。

 次の月九は予告だけ見るとかなり辛そう。見ないかも。