ラストプレゼント 〜娘と生きる最後の夏〜 第八回(04/08/25OA)

 家出した歩を巡る一夜の中に明日香と有里の関係や、有里の決心や、サイドストーリーとしての来実の悩みをうまくはめ込んだ回。

 一夜の話をできるだけ直線的に描きたかったのか、キャストロールやスタッフロールをうまく本編に混ぜ込んだ演出がいい効果をあげていたんじゃないでしょうか。

 いつ歩から電話がかかってくるか分からないから話中にしたくないのに、そんなときに限っていろんな人(父親まで)から、かかってくる電話。話のつなぎにうまい効果をあげていたと思います。

 最後に有里がいう、家族としての4人の暮らしは成立できるんでしょうか?事情が分かっている大人の女二人はいいとして、聡にはきっと理解できないでしょうね。

 スチール写真とサブタイトルしか見せない予告とも呼べない予告は、結構斬新。引っ掛けもどきの煽り予告に比べれば、ずっとスマートで好感が持てます。