逃亡者 第五回(04/08/15OA)

 真犯人と思われる都留を追って北海道に集結する永井とそれを追う峰島・尾崎の両刑事。尾崎が永井を説得し、法廷で無実を証明することに同意し、手錠がかけられたそのとき、尾崎が都留に襲われ、永井と都留の一騎打ちに。永井により再度のムショ生活を送らされ、片手を失い、今また余命一ヶ月と診断された都留の興味は永井を生き地獄に追い込むこと。そのためには、証拠となる自らの死さえも選択しようとする。そうはさせまいと飛びかかる永井。しかし、都留は何者かに狙撃され、息絶える。という回。

 これで永井妻子殺害の実行犯としての「真犯人」は消えたと思いますが、都留への殺人教唆および息子の酸素チューブ切断実行犯は別だと見ています。そうじゃないと話が続けられないっすよね。

 峰島の過去と永井のつながりは少しくどいんじゃ無いでしょうか?あの峰島の狂気じみた執念を説明するのにこれくらいの背景が必要だとの判断でしょうが、監察官としてその事件に永井が関わっていたという設定(まだ未確定ですが)はやりすぎでは?。結果として二人とも「同じ行為」をやり遂げようとしているというシニカルなシンクロ効果はわかるんですが・・・。

 もう少しロードムービー的な描写をすると読んでいたので、ちょっと的外れ。犯人探しに力点を置くようですが、今までの展開から見てちょっと不安。