東京湾景 第六回(04/08/9OA)

 仕方なく指輪を麗子から受け取った美香は書道大会の会場で亮介が書いたハングル文字の「約束」を見て思わず涙を流す。事情を聞いた亮介は、美香の真意を確認し、自分も愛していると告げる。亮介に渡される"R"の刻印の入った書道の筆。改めて亮介は、他の男と結婚しないでくれと美香を抱きしめる。作家の神谷の部屋にあった優里の肖像画には"konge"のサインが。佳男は同じサインがなされた絵が亮介の部屋にあったことを思い出す。神谷から"konge"の意味を聞いた佳男は大杉とともに亮介の父親の名前を本人に確認する。"konge"とは韓国語で"健介"を意味するサインだったのだ。実家に戻り、事実を確認する亮介。多くは語らないが亮介の問いかけを否定しない健介。暗い結末を予感して、亮介を制止しようとする健介。美香に電話する亮介。話を聞いた美香は父親との会話もそこそこに家を飛び出し、亮介の元へ向かう。それはまるであの30年前と同じ情景。そして、美香を迎えに走る亮介の頭上にはクレーンに持ち上げられた鉄骨が!という回。

 頭がボーっとしているのであらすじも適当です。

 しかし、時の流れを材木→鉄骨で表現するのはいかがなもんでしょうね。「鉄骨かよ!」ものです。このあたりが、思考停止気味の視聴者には甘美な虚構として映る要素だし、よく考えればトンデモ設定となるポイントですね。

 次回、誰かが弘一を刺しちゃうみたいですが、今週「バカだから」美香と亮介のことについてお手伝いできないことを僻んでた彼ですよね。ラ行は発音できるようになったのに・・・。


 しかし、行きがかり上亮介の映像を流せないとはいえ、次回予告をゲストのパク・ヨンハの映像でてんこ盛りにするあたり、なんだかあせりを感じて哀れな気分です。もはや影の主役、李麗仙の力も借りて、このまま突っ走っちゃえばいいのになぁ。