逃亡者 第二回(04/07/25OA)

 逃亡序章その2といった展開。逃走した永井が友人の弁護士、東宅に身を寄せるも、亡き妻を一目見たい衝動から、危険を冒して病院に。その後、東から呼び出され、赴くと既に殺害されたあとで、さらに不利な状況に。尾崎と峰島に橋上で追い詰められた永井は峰島に撃たれながら川に転落する。という回。

 なんだか現実離れした脚本の弱さが目につく感じです。今の警察って、あんなふうにすぐに拳銃を取り出すんですかね。ひどいのは東に友達から電話だというだけで銃を突き付け「電話に出ろ」というシーン。どっちが悪者やらわかったもんじゃありません。また、発砲許可をとっているようですが、凶器を携帯している可能性が低いのに、なぜそんなものとれるのかと。フィクションだからといって許される範囲かなぁ。

 あと、登場人物がほとんど皆さん思い込みで行動しているのも気になります。ここまで思い込みで動かれると「真実もくそも無いわな」としらけてしまいます。緊迫感というのは思い込みを制した中での破綻といった形で現れるものでは無いでしょうか?

 あとは、峰島のセリフが聞き取りづらいです。叫んでいるシーンはまだいいんですが、車の中とかでしゃべっているあたりは聞き取りが非常に困難。

 変な画面割りは減ったようで少し見やすくなった気がします。

 題材やキャストの質は悪くないと思うので、基本線を押さえていただきたいところです。