光とともに…自閉症児を抱えて 第六回

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 下校途中いなくなった光の戻ってくるまでと、光があちこちで起こした事件の後始末を描く回。

 光が戻ってくるまで(その間の光の行動の描写)よりも、謝りに回る幸子の描写に力点を置いた構成がよかったです。光の成長を描くことも重要だけど、親や周りの人たちが光と触れ合うことによって、どう変化していくかを描くのがもうひとつの主題。いいバランスだと思います。

 今週のテーマは自閉症のタイプ。光を迎えに出る幸子が里緒先生に語る内容(光はこういう場合でもお母さんの胸に飛び込んだりしないタイプ。そうでない子もいる。)が裏返しになって、謝りに行った先の料亭の女将(淡路恵子さん好演)から返されます。「お宅のお子さん、本当に自閉症ですか?私の知っている人は立派に育てて、いつもお母さんから離れませんよ。」ここで幸子はよく踏ん張った。自閉症のタイプについてここで語ってもしょうがない。偉いぞ、幸子。

 管理人さんが岡山出身だということが明らかになったわけですが、この岡山弁が相当怪しい。どう聞いても広島弁と混じっているとしか思えない。(語尾のよー変化とか)砂の器でも怪しい岡山弁が出てきましたが正しい岡山弁を使っていただきたいものです。

 今回光が笑うというのもひとつのポイントだったわけですが、微笑み程度だと友達と手をつないで帰る場面でも見られます。これは素でにやけちゃってるんだろうなぁ。それにしても高橋恵子のシェーは強烈。結局光には見せずじまいだったんだろうか?だとしたら可哀想だ。

 今週は運動会をめぐる顛末の模様。