離婚弁護士 第三回までの印象

 初回はイラク関係で後半20分未見。二回目も見てないので印象のみ。

 画作りが今までのフジのゴールデン離れしているのが最も印象的。フィルムのような感覚を最大限に出した上に手持ちカメラを多用して、褒め言葉としては躍動的、けなせば船酔いしそうな見せ方をしてくれます。ただ、シーンによって画面が少しビデオ寄りになるところがあって、ちょっと残念。賛否両論あるのかな?。手持ちカメラではないけど、画面のイメージで私の記憶で一番近いのは「ラ・キュイジーヌ」という、毎回料理をテーマにした一話完結のフジの深夜ドラマ枠。今でも大半をビデオにとってあるけど、秀作ぞろいでした。

 お話はよくある素材をうまく処理して、爽快感のある仕上がり。主要登場人物がみんなさばさばしているのも、好感が持てます。司法修習生だったはずのミムラが受付嬢役で、テンポいい芝居でgood。天海祐希も、連ドラでは今まであまりいい役に恵まれてないと思ってましたが、今回は、はまり役。生き生きと演じているのが伝わってきます。

 こういう一話完結ドラマでは何か大きなテーマをかぶせて連続ドラマとしての結合性を保つものですが、それがいまひとつ見えてこないのが惜しいような気がします。これからなのかな?