古畑任三郎ファイナル 第二夜「フェアな殺人者」

 この回はイチローが出るってだけで視聴率が約束されるわけですが、逆に変なもの創れないというプレッシャーも強かったんじゃないでしょうか。イチローは「普段からイチロー演じてるんだから演じなれてるのよ」(by妻)という意見もありかなと思うほどの好演。ちょっと気張った感じはありますがかなり自然な演技で驚きました。歩き方はちょっと変な感じがしましたが・・・。フィクションだということをご丁寧に古畑に二回も言わせててましたが、そりゃそうですよね。

 お話はあまりにも犯人がフェアプレー過ぎて、ちょっとなぁという感じ。毒薬カプセルのロシアンルーレットのくだりは、イチローが絶対勝つ自信があったんでしょうか?トリックがあるなら知りたいです。古畑を退場させるのではなく、向島を退場させることで"終わる"感じを漂わせているところはうまいやり方だと思います。

 そういえばこのファイナル三作はいずれも共犯や幇助など二人が犯行にかかわる点で共通してますね。これは何かこだわりがあったんでしょうか?。