おとなの夏休み 第五回 第六回

 毎回の色が際立ってきたせいか、かなり見やすくなってきた気がする。明るいところでは何もかもさらけ出されてしまう。けど、のめりこむという感じにはなれないなぁ。お話が乗ってくるのに時間がかかるのは『彼女が死んじゃった』と同じパターン。第五回で洋介が読む「おもちゃ箱の朝」は今後の展開を暗示している(もうかなりさらけ出されているところもありますが)ようでなかなか興味深かっただけにジレンマを感じます。そういえば『彼女が死んじゃった』のターニングポイントも第五回でした。そういう構成感で書いているんでしょうかね。

 エンディングは「時間よ止まれ」「君は天然色」と偶然にも高校のバス旅行で友人が歌った歌が続いた。(歳がわかる)ドラマの内容と前者はちょっと合わない感じだったけど、後者はどんぴしゃり。コンピ盤でも出せばいいのに。