タイガー&ドラゴン 第四回

 虎児の恩人たる組長(中谷)と師匠(谷中)の30年前の恋をめぐる騒動を『権助提灯』を題材に描く回。

 小虎の噺がリアル過ぎるせいか、実話の方もちょっとなぞりすぎて乗りきれない感じがしました。ろうそくをナビに見立てるところがちょっと抵抗あったかなぁ。

 とはいえ、構成はいつもどおりお見事。一旦小百合と小春という噺通りの本妻対妾のキャッチボールにすると思わせて、組長対師匠にすり変わっていくところはお見事。

 30年前の再現が素敵。小さいころよく歌ったなぁ。フランシーヌの場合。どうせなら組長はアフロにしてほしかった。若い鶴瓶といえばアフロでしょう。(突然ガバチョのころのイメージ)

 だんだんクドカンの視聴者に対する親切心のようなものが後退してきた感じがします。どこかで羽目外したくてしょうがないんじゃないでしょうか。