救命病棟24時 第三回

 地震発生から三日目の朝、被害状況が明らかになっていく中で寺泉議員の妻と河野医師の妻が同じクラッシュ症候群の疑いを持って東都中央病院に運ばれ、その救命のためヘリを手配する寺泉の苦悩と進藤と楓の再会などを描く回。

 今週はハウツー/マニュアル色が若干薄まったように思えますが、やはり感情を惹き起こす事象が現実のものではないので、SFとしてのとらえ方をしてしまいます。いわゆるパニックもの−日本沈没とか−です。そう割り切って見ればいいんでしょうが、そうじゃなくてあした自分の身に降りかかるかもしれないと身構えながら見ている自分がいて、それが見疲れの原因になるわけです。しかし、この疲労は敢えて体験するべきだろうなと思います。作り手の誠意がきちんとこちらに伝わってくるからでしょうね。

 仲村トオルのオーバーアクションと妙な発声はつい真似したくなりますね。携帯がかかってくるだけで『ウォッ』ですから。

 ヘリは金で何とかしたようだけど、金で何とかなるもんなんでしょうかね?。

 次週はさまよえる石黒賢。どうする楓。