Mの悲劇 第二回

 衛の抵抗むなしく、美沙の術中にハマり、ポストを失い、婚約者には愛想をつかされ、預金までもとられる回。

 非常に見ていて嫌ーな気分になります。最近の日曜劇場って『逃亡者』とか日曜九時という気分に合わないものをあえてやってる傾向がありますね。30台サラリーマンあたりをターゲットにしているともとれますが、この路線はうまく行ってないと思います。

 やっぱり衛の懐の甘さが目について仕方がありません。婚約者の友紀に対しては美沙についてきちんと話すべきだと思いますが、それすらもできないのは危機管理ということの本質を取り違えているとしか思えないです。『心の鍵、緩めちゃいましたね』と美沙に馬鹿にされていましたが、心の鍵は閉ざしていても、行動が伴っていない悪い例を見ているようです。

 さて、ここまで落としてさらにどこまで行くのか、また衛側からの復讐はあるのかなど、あと9回もある先行きがちょっぴり不安です。