めだか 第八回まで

 七回は同僚教師のエピソードはほとんど抜きで、生徒の娘の結婚話をクラス一致団結(最後だけ)で成就させる話。で、第八回そんなは団結したクラスで、家庭の事情(金銭的問題)で退学しなければならなくなりそうな女生徒を何とか食い止めようとするめだかの奮闘と、なぜか深入りを恐れる椎名先生の過去を絡ませて、最後は椎名先生の助けもあり育英基金を獲得するも、結局女生徒は両親と共に夜逃げして退学してしまったという話。

 安易なハッピーエンドをうまく避けている点に非常に好感が持てます。普通に描けば基金のおかげで卒業できたとするところでしょうが、うまくひねりを効かせて、傍観者にとってのハッピーエンドではない、登場人物それぞれの小さなハッピーエンドに納めているところが素晴らしいと思います。

 次回は椎名先生の元の学校への復帰話を軸に描かれる模様。定時制部廃止問題は置き去りのままなのかな?