マザー&ラヴァー 第五回まで

 重いテーマが多かった岡田惠和脚本ものとしては、コメディとして肩の力を抜いて見られます。といっても、ちょっと力抜きすぎかなという気もする。

 真吾の劇団が一体どういうコンセプトでああいう芝居の稽古をしているのかが見えない分、水川あさみのいらつきがナンセンス度が高くて面白い。ちなみにさっきまで水川あさみを氷川あさみだと思ってたことは内緒。

 それにしても蛍原の演技はどうにかならんか。松坂恵子とのお決まりシーンは見ているほうが恥ずかしい。

 篠原涼子の瞳は、もはや安定感あるキャラの立たせ方。坂口憲二もピッタリくる直球型(つまりバ○)で問題なし。母親のマリア役は最初から松坂恵子で書いていたとしか思えません。岩下志麻が今のままの展開であれを演じるのは無理だと思います。さもなければ脚本を思いっきり書き直してるとしか思えませんが、どう見てもキャスティングミスに気づいた岩下さんか、まわりがうまく丸めたに一票。