電車男 第五回

 今週のテーマは勇気と励ましでしょうか。それにしてもベタなテーマをさほど抵抗感なく(というよりも納得させて)見せてくれるのはすごいです。これはテーマはベタだけど、それを実行するのがヲタである電車男とネット住民という、視聴者と微妙な距離にある存在だからでしょうね。(このあたりリアルすぎる『おとなの夏休み』とこれまた対照的)

 ストーカーに大倉さんを持ってきて、こちらに「そうきたか!」と思わせるあたりなど、もうなんだか横綱相撲的な堂々っぷりですよ。しかし、このストーカーに青山さんへの思いを語るところ(名シーン)、青山さんは聞いてなかったんですかね。物音を聞いてそちらに向かったシーンがその前にあったので物陰で聞いているとばかり思ってましたが・・・。

 このドラマは電車男のストーリーをエルメス側から描くとの触れ込みだったと思うんですが、その点は曖昧ですね。確かにエルメス側の想いや事情で電車男が振り回されてる感はあるんですが、描かれているのは圧倒的に電車男の成長であって、エルメスは(美咲タンの演技もあるんでしょうが)天然さんとしての描写しかされていないような気がします。視聴者側の反応を見てチューニングしてるのかな?。

 次回はコミケに並ぶ電車男を青山さんが目撃!(なんだか残念そうな表情してた)。ついにヲタ面が暴かれてしまうんでしょうか?。