いま会いにゆきます 第二回

 とりあえず澪として佑司の母親を務めようとする謎の女性(ミムラ)といかにも子供らしい反発をする佑司と、澪として女性を受け入れ続けたいと願う巧の思いの交錯を佑司の授業参観に絡めて描く回。

 相変わらず画作りは素晴らしいんですが、連続ドラマとしてはどうかなぁ。常々、『TBSは謎解きドラマを作るのをあきらめてはどうか』といい続けている私ですが、今回も一種の謎解きドラマなので、危険な香りがプンプンします。このお話はファンタジー(ゴースト的)なのかミステリー(そっくりさん)なのかというところを伏せつつ進行しているんですが、原作を知らない人間は非常にもどかしい。さらにその両者を曖昧にしている巧の『病気』までも曖昧にしているので余計にわけがわからない感じがします。このあたりは潤色の岡田さんに責任がありそうですが、何とかして欲しいポイントではあります。

 子役の小憎らしさは、『子供らしさ』の表現としては超一流ではないかと思えてきました。最近の子役はものわかりが良すぎるきらいがあるので、かえって新鮮なのではないでしょうか。

 ロケは非常に大変なようで、どう見てもどピーカンのお天気の中で雨のシーンを作り上げるスタッフには脱帽です。ただ、そんな雨が降っていたはずなのにぬかるみもない校庭で親子でじゃれるシーンが直後にあるのは興醒めですが。

 成宮君の表情過多も『病気』のせいだと思えば何とかなるか。(ならない)

 他に見るものがないので消極的視聴は続ける予定。