がんばっていきまっしょい 第一回

 松山のとある高校の女子ボート部を舞台に青春を描くお話。(なのか?)

 私は両親が愛媛県大洲市出身、私自身も愛媛県今治市で7歳まで過ごし、今でも親戚が多く松山近辺に住んでいることから、郷愁に近いものを感じて気にかかっていたドラマです。とはいえ愛媛県の言葉は各地区によってかなり違い(特に語尾変化)、松山弁自体は私自身にはあまりなじみがないものです。愛媛の言葉はイントネーションがかなり難しいと思いますが、方言指導の方が上手なのか、破綻は感じられませんでした。

 見ているうちに、『私ももう42歳、高校生ばかりが出てくるものもちょっとつらいなぁ』という気持ちがふつふつと湧いてきましたが、何とか見通せました。

 異環境への適合と仲間作りという普遍的なテーマだけに、語り口の巧拙が問われますが、友達になりかけの女子高生(1978年生まれの!)の一言で主人公がブレークスルーして一気に賛同を得られるというのは少しお気楽過ぎるのではないかしら。

 テーマがテーマなだけに、よほど脚本がうまいか、演技がうまいか、萌える人が出ているかじゃないと見続けるのは難しいと思います。というわけで、上記のどれも当てはまらなさそうな私は『たまたま見られる時間に家に居れば見てみるか』程度のお付き合いになりそうです。