タイガー&ドラゴン 第六回

 家庭の環境も影響して、女嫌いでいい年をして独身で堅物のどん吉をだしに、温泉合コンで楽しもうとした竜二と竜平以下林屋亭周辺の顛末を明烏の筋とシンクロさせて描く回。

 予想通り、先週のダウナーな感じを一掃する勢いで(少々下に寄ってはいますが)はじけた感じの明るいお話。ちょっと説教くささというかまじめさ(虎児が銀次郎に自分なりのスタイルでやればいいと語るシーン)が鼻につくところもありますが、言わんとするところはまったく異論がありません。

 小虎の落語が徐々に変化してきているのが結構興味深いです。古典をなぞる(登場人物も江戸の人物に置き換える)スタイルから、現実の人をそのまま語り、今週はさげまでオリジナルに変えてきています。今週の変化は先に述べた銀次郎に語るシーンと呼応しているんでしょうね。これって、最後には小虎が新作を語っちゃうんでしょうか?でもそれじゃ本編のお話とのシンクロができないし、そこまではいかないかな。

 薬師丸ひろ子のおばさんとしてのいじられっぷりがおじさんにとっては複雑な感じです。でも、楽しそう。宴会場でハリポタ読み対blog書きの対決ってのもシュールですが。

 混浴シーンでの『付き合っちゃう』という美咲タンの上気した顔がたまりません。ハァハァ。

 次回は猫の皿(猫の茶碗)。お話は竜二側に少し傾いてきたようで、噺家復帰なんてあるんでしょうか?