不機嫌なジーン 第七回

 2003年2月。健一と別れた仁子が優しくされたり、研究室のテニス大会があったり、オダジョが出演時間最長更新したり、南原教授がミネソタに行くことになったりする出来事を背景に、仁子と南原教授がお互いに素直になってしっかり別れた回。

 いろいろ書いたんだけど、圧縮。

 このドラマは結局のところ仁子と南原教授の関係をオスとメスの遺伝子的クロニクル(年代記)として描こうとしてるんですよね。そう割り切ればわかりやすいんですが、そこにいろんな要素を詰め込もうとしちゃって、先週まではもどかしさが先にたったと思います。今週は、そういったところをある程度整理しつつ、仁子と教授に思いのたけをきっちり話させて、精神的にも物理的にも関係にけじめをつけさせ、きれいな区切り感を出せていたと思います。ずいぶん後にずれた気もしますが"第一部完"といった趣だったと思います。

 このもどかしさ感は『Mの悲劇』にも似ていて最近のドラマの流行なんでしょうか?だとしたらやだなぁ。

 小林聡美もたいまさこ他脇役の絡ませ方もかなり良く、見ていてホッとしました。

 第11回まであるようで、最終回は3/28の模様。最近の改編期スケジュールからいくと結構ぎりぎりまでとられてますね。あと三回では2007年までいけそうもない気がしたので、これも一安心です。

 個人的には吉田教授の決まり手が『ミナミヌマエビ』だったところが大受け。目の前にミナミちゃんがうじゃうじゃいる水槽がありますから。でも、研究室のミナミちゃんは全滅。かわいそう。グスン。

 さて、次回は二年後の2005年。それぞれの成長/停滞具合がどのように描かれるか楽しみです。