不機嫌なジーン 第六回

 すれ違い始めた恋心は修復不可能で、仁子と健一は別れ、南原教授は相変わらず仁子を忘れられず、そんな中、諫早湾訴訟に南原は巻き込まれていくのかどうか?という回。

 これで健一君はもう出てこないのかな?とすると、仁子と教授の復縁と諫早湾関係で残りの回を持たせるのかなぁ?うーん。ちょっと無理っぽい感じがする。

 仁子の弟の描写は結構良かったと思います。特に調子に乗って早智子の手を握っちゃうところなんて、予想はつくけどいいテンポで面白かったです。

 ラスト近く、仁子が南原におぶわれて、『かっこいいかも』的なセリフをいいますが、あれはその前の『老けた王子』発言に対する詫びのための軽口でしかないような気がします。ロンドンという異空間で、かなり深く付き合ったもの同士。さらに今も仕事での付き合いがあるとなると、普通の友人以上の関係になってしまうんでしょうね。ある意味さばけている仁子の性格が良く出たシーンではないでしょうか。

 てな事は、ゆっこメロメロ親父の妄想で、過去の恋愛を捨てきれない、恋愛下手の未練対質描写ということなのでしょうかね。

 結局どうしてこのドラマ見てるんだろうと考えると、『こんなはずない。これから面白くなるんだ』という期待、それと瞬間的な輝けるシーンでしかないような気がします。もう六回なので、この先そんなに面白くなるかというと、それも期待できないわけで・・・。