Mの悲劇 第六回

 美沙が衛を殺し自分も死んで復讐を完結させようとした亘の命日。監禁された衛は何とか脱出するが、母親の様子を見届けると、美沙との約束を守り、戻ってくる。死さえも覚悟する衛の前に、美沙はそこまで思い切れず、復讐をあきらめて美沙は死のうとし、衛はそれを追うという回。

 伏線というか思わせぶりというかそういうもの満載の回でしたね。整理すると

  • 専務は美沙の両親が亡くなった(1984年)の事件に何らかの形で関わっているらしい。
  • 下柳は少なくとも亘を刺したチンピラの顔を知っている。
  • 相変わらず明(久保)は怪しさたっぷりだが、ここまでやると引っ掛けか?。
  • 美沙はもう衛に対する復讐はあきらめたようだ。
  • 今後は一見美沙vs衛に見えていた事件の謎解きがメインになるか?
  • でも、作り手は心理劇のようなこと言ってるんだけど、そうは思えないなぁ。

 という感じなんですが、専務の筋から何を持ってくるつもりなのかがピンと来ません。

 先週、今週とそう悪くなかったので、この勢いが初盤にあればなぁ、といった感じです。とはいえ、お話の展開に都合のいい登場人物の動かし方があざとくて、ちょっと興醒めする部分も多いですけどね。