ラーメン+ショウガだれ(マルジ板橋南町店)\650(12/22)

 最近二郎系のラーメンが食べたい気持ちが抑え切れない。職場から三田本店はすぐ近くだが、昼休み中に食べて戻るのは至難の業なのでなかなかいけない。通勤途上で何とかするとなると池袋東口か、二郎ではないがこの板橋南町になる。こちらは最近『麺増しいってミルク』などのフレーズでその盛りのよさに注目されているようだ。以前にも書いたが、ラーメン耐性というのは食べる数に応じて強化されるようで、10年近く前に初めて東池袋大勝軒に行ったときは食べ切れなかった私が、今では二郎系を無理なく食べられるようになっている。ある意味、危機発信装置が壊れているとも云えそうだが。

 要町で下り、山手通りをしばらく行くとさほど目立たない店構え。10時20分着でほぼ満席。(行列なし)初めてなので慎重に券売機の周りを見て、ラーメンを選択。前日の酒がまだ残っている感じで量に耐え切れるかどうか自信がなかったので麺少なめにしようかとも思ったが、万一美味かったらもったいないのでそのままにした。厨房を囲む形のカギ型カウンターの短辺に座ったので、横から作成手順がよく見える。でっかい中華なべに麺を投入し茹でるスタイルだが、途中で勢いよくひしゃくで湯をすくっては上からかけている。そうすれば湯温が下がると思うのだが、下げることに何か意味があるのかもしれないなどとぼんやり眺める。割と早めに粉とスープを鉢に入れ、茹で上がった麺を入れていく。麺の量は一応平準化しているようには見えるものの、微妙に差があるようだ。その後ヤサイ・ゆで卵半分・メンマ・ぶた・アブラを規定量?乗せ、リクエストを聞いていく。あちらからの問いかけは『ニンニクは?』だが当然、各種増しもここで答える仕組み。前述の理由から増しはきついと見て、ショウガだれだけもらうことにした。私の分はロット最終の一杯。見ていた感じでは麺は若干少な目か?少な目とはいっても麺がスープより出ている状態なので慎重にカウンターから下ろす。麺はカップヌードルの麺を正拡大した感じの平打ち太麺。正直最初は表面を覆う油層のせいか、味が薄く感じるものの、少し食べて天地返しができるようになるとスープの本領が見えてきて、美味しくいただける。こちらは正統派といっていいのかどうかはわからないがレンゲ無しの店なのでスープをすすろうと思うと鉢を持ち上げなければいけないが、鉢が油で汚れているので実にやりづらい。途中からショウガだれを少しづつ投入しながら食べ進めるがあまり効果は感じなかった。(さすがに最後残ったスープに入れたら効いてた)ショウガ味が好みだったら、大胆に投入したり、麺に直接絡ませたりするべきだろう。一気に食べ終わると(さすがに完飲はしなかったけど)なんとロットで一番だった。おそらく麺が少なめだったということもあるんだろうけど、結構漫画を読みながらまったり食べている人も多く、そういったこともありの店だと感じた。

 美味しかったものの、平打ち麺に少し違和感があり、通勤途上だとやはり池袋東口で『ぶた入りヤサイ増し』あたりを食べるのが無難と思いながら帰途についたのでした。