世界の中心で、愛をさけぶ 第八回(04/08/20OA)第九回(04/08/27OA) 

 亜紀の病状が日に日に悪化していくなか、オーストラリアに修学旅行に行く朔太郎。エアーズロックで撮った写真が渡せない中、こんな状況の自分が朔太郎に必要なわけがないと絶望する亜紀から別れのメッセージが。取り乱す朔太郎をあやす亜紀の母。龍之介のヒントもあり、意を決してプロポーズする朔太郎。現代では朔太郎がようやく明希と一樹と共に生きていく決心をするが不穏なメッセージが。という回。(第八回)亜紀に法律上の結婚はできないと指摘され、朔太郎は私文書偽造にいそしむが、当然アウト。せめて写真を撮ろうとウェディングドレスの調達にいそしむ朔太郎を支える友人たち。写真を撮った後、亜紀の病状はさらに悪化。空を見せてやろうと、取り続ける朔太郎の写真がむなしく無菌カーテンの天井に増えていく。そんな中でも朔太郎にメッセージを吹き込む亜紀。耐え切れなくなった朔太郎は亜紀のもとへ。髪の毛を剃ってしまった亜紀。亜紀が泣かないからと、涙を流す朔太郎。そしてカーテン越しのキス。現代では、一樹がトラックに轢かれそうになるところを助けようとした朔太郎の手から亜紀の遺灰の小瓶が落ち、割れる。という回。(第九回)

 第九回の轢かれそうになるシーンでは、思わず声をあげてしまいました。まさか、ここで悲劇は用意してませんよね。広島のホテルで小さなテレビで見ていましたが、後半は見直したいと思います。

 これも再チェックしたいと思いますが、思い切って剃りましたね。剃った姿がまた美しく、菩薩のように見えました。このまま西遊記でもやれそうな雰囲気。

 それよりも第九回で感じたのは、山田君とはるかちゃんの顔が似てきた感じがすること。夫婦は年を経るごとに顔が似てくるとよく言われますが、ここでも、この濃密な関係を通じて同じことが起こっているのかと思ってしまいました。

 おそらく後二回。最終回で現代の朔太郎が選ぶ再生の道が気になるところです。