東京湾景 第五回(04/08/2OA at Yuzawa)

 亮介の父健介は、美香の素性を知り、亮介に美香とは付き合わないほうがいいと忠告。健介の妻は納戸で亮介の部屋から健介が持ち帰った絵と"K"のイニシャルが彫られた絵筆、そして古い手紙の束を見つける。和の心特集の第二弾として亮介を採り上げることになり、書道大会の取材をハイライトにすることとなる。弘一は真理から亮介の情報を買う。真理は金に困っているようだ。亮介は職場を訪ねて来た弘一に、婚約者と知った上で付き合っているのかと諭される。卑怯だという亮介。そういう亮介に、美香がなぜ本当のことを亮介に打ち明けないのか?本気じゃないからじゃないのか?所詮日本人は遊びの相手でしかない、とまくし立てる。亮介に電話する美香。弘一とのいきさつを知らない美香は書道大会の取材の段取りを告げ、何かプレゼントしたいという。戸惑う亮介。美香は、母が絵筆に入れたように書道の筆にイニシャルをいれ準備する。大会の朝、美香が出かけようとすると、母と会社の重役を連れた弘一が突然訪ねて来る。早く行くようにという祖母をさえぎるように弘一の母麗子が同席を促す。席上、美香の父、木本正雄への融資が弘一の会社のソウル支社の反応が芳しくなく難しいという話になった。曰く、在日韓国人でありながら、日本でのみ事業を行っているため、ソウルに利益を供与していない、娘も日本学校に通わせるなどもはや韓国人とは呼べないのでは?、そんな人間を救済する必要は無い、云々。そんな状況を打破する唯一の手段、それは・・・。正雄が美香に頭を下げ、弘一君と結婚してくれ、と振り絞るように懇願する。困惑する美香。その美香に無表情で婚約指輪を差し出す麗子。書道大会では亮介がハングル文字で「約束」という字を書き上げていた。という回。

 いやー、今週も李麗仙がGood。というか李麗仙ラブ。最後の婚約指輪の箱を差し出し、「さあ、お嵌め」といわんばかりのシーンはたまりません。これを見るだけでも、東京湾景にお付き合いする価値があるというもんです。

 もう一人ラブなのが、美香の祖母役の森康子さん。優しいながらも真のある老婆を好演されています。
 
 しかし、どういう意味のカットかと首をひねるシーンがあるのも事実。今週は健介の妻が古い手紙を読むシーン。今後どう引っ掛けていくのでしょうか?

 ようやくうるさいのが不評と悟ったのか、今週はサトエリがしゃべりませんでしたね。

 書道の筆に刻むならイニシャルじゃなくて名前だろう!とか、ハングル文字って審査対象にしてもらえるのか?とかいった突っ込みも可能ですが、こうなりゃ、なりふり構わずやって欲しいものです。