オレンジデイズ 第九回

 途中で回数カウントが間違ってた。orz

  母親の勧めで出場することになったピアノコンクールを軸に、沙絵の耳の今後の不安を浮き彫りにしたり、バイク事故!続くで視聴者のドキドキ感を煽る回。ついでに(本当についでに)翔平と妹と茜の話を織り込む回。

 ドイツのフランス交響楽団(にしか聞こえなかったんだがひょっとしてフランツ交響楽団?)にピアニストが呼ばれるってすごいニッチな展開だと思うなぁ。最初、客演かなぁと思ってたら、最低三年は行ってるというんでこりゃ専属ですよね。しかも、既に沙絵のはとこがその立場でいるんでしょ。彼も辞めるとはいって無いので専属ピアニストを二人ですか?ちなみにオケのピアニストって団員リストにも載せてもらえないような存在だと思うんですよ。(例えばベルリンフィルにもウィーンフィルにも記載は無い)聞き流すポイントかもしれないけど、こういうほころびが現実感を喪失させて、結局台無しっぽくなるんですよね。まさに「神は細部に宿る」。北川先生の最近の脚本には結構こういう感じが多いような気がします。いいブレーンとかチェッカーの人がついていないのかなぁ。

 母親を激怒させた手術の意味の捉え方は、はとことの会話でうまく伏線を張ってるという見方もできますが、結局情報の新鮮さ(このままいくといずれ聞こえなくなるという診断内容を知ってるかどうか)の問題で、母親にあそこまで怒らせるのは後味が悪いだけじゃないでしょうか。とはいえ、あのシーンが無いと締まらないのも確かなんですが。

 妹の足のことをすごく気にかける翔平と「そんなことより髪型」といかにも女性らしい視点で語る茜の対比が面白いんだけど、すれすれセーフの危なさです。茜だって、足のことは「どうでもいい」わけじゃないんでしょうが、補助具なしに歩ける程度だから、それよりは女の子としての魅力を磨かせろ(てめえは女たらしのくせにそんなことも気づかないのかボケ)という感じですかね。

 私の予想した脳腫瘍も、懸念された死にオチもなさそうです。来週、今の時間軸(学生時代)をひとまず区切りつけさせて、最終回はその後の話を中心に締めるのかな?見てるときはそれなりだけど、振り返ると何だったんだかよくわからないというお話になってきてると思うのは私だけでしょうか?