光とともに…自閉症児を抱えて 第四回

 校長の発案した「トマト大作戦」を通じての光と、交流学級一年一組の航(ワタル)の成長とそれを見ためぐ美の心境の変化(琴美を学校に行かせようか・・・)を描く回。

 今週の息抜きシーンは先週からの引っ張りで、里緒先生の34回目の誕生日を幸子と二人で祝うシーン。でも、ただの息抜きじゃなくて、今までつらいことばかりだった里緒先生の人生で、光との出会いが楽しい思い出になりそう、と持っていくところなんて感涙ものです。

 出てくる子供は一年生という設定なんですが、今の一年生ってこんなにこまっしゃくれてるんでしょうか?女の子の嫌味さ加減や語彙はとても私の認識する一年生とは思えない。大体、動きがかなり体ができてる動きで、入学間もない年齢のものじゃない感じだよなぁ。せいぜい三年生くらいかなぁという感じ。

 井川遥はかなりいい感じ。ここまで上手くできると、こういう汚れ役しか回ってこない危険はありますが、それはそれでこっちは楽しみ。

 最近の篠原涼子の芝居を見ていると、いしだあゆみ二世になる可能性もアリかな?と思ってしまう。ともに一発ヒットを持つ元歌手(いしだあゆみのほうが歌手としても立派な経歴をお持ちですが)。少々おきゃんな感じ。といった共通点があり、篠原涼子がもう少し弾けた芝居ができるようになると、独特の地位を獲得できる予感もあります。篠原涼子は鼻デカなので、縦の線が全部細いいしだあゆみとは顔つきは違いますがね。

 ついに萌のおとうさん登場。基本的にステレオタイプな人物像をずばり出す脚本ですが、このおとうさんも実に絵に描いたような「家のことは女がやれ&指示だけ人間」として強烈に描かれてます。妻の薫(鈴木杏樹)はこの呪縛から抜けることができるんでしょうか?

 来週は琴美と光を比較してしまって自己嫌悪に陥る幸子や、姑貴子の幸子への理解が描かれる模様。