彼女が死んじゃった。 第五回

 携帯巡りの旅に飽きてきたハジメが抜けようとするが、ゆかりが導くかのような昔の仲間との出会いや、その仲間が歌うゆかり作詞の歌を聴き、自分にとっての携帯巡りの旅の意味を獲得するゆかり初七日のお話。

 いやー、今回はじらしまくった上でのターニングポイントの回だと思いますがじらしただけあってすばらしいお話。このエピソードをもっと前に持ってきてもいいんじゃないかと考えがちですが、振り返れば今までのエピソードの積み重ねがあって、今回のハジメの意味の獲得があると思います。夕方のおじゃマンボウで特集したり、冒頭に今までのあらすじを流したりしてたけど正解。偶然に今回だけ見た人は冒頭のあらすじ(ちょっと、ん?と思うところもあったけど)が役立って、来週も見ようと思ってくれたんじゃないかしら。それくらい、今回はよかった。

 昔の仲間役の岡田浩輝の歌声が抜群。以前はTBSのドラマでちょくちょく見たんだけど最近はあまり見かけなかった。(昼ドラには出てた見たい)役者としても好きなタイプなのでもっと出て欲しい。

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 ゆかりはハジメに自分と同じものを感じ、555の歌詞でそれを伝える。今まで、ゆかりがチョー好みの女ではあったけど一夜限りの遊びだと認識していながらも、何かが引っかかっていたハジメにとってそれはある意味残酷な真実のメッセージ。だから亡くなったゆかりに「俺は負けてねえよ!」と強がるけど、ゆかりの幽霊だと思って近寄ったものは自分の鏡に映った姿だった。ここに至って、ようやく「ゆかり≒自分」探しという旅の意味を獲得する。

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 書いてみたけど、やっぱりこれは私の拙い文章では伝えきれない。見ていただくのがベストだが、先週までは夜中に再放送やっていたみたいだけど、来週は予定なし。なに考えてんだ日テレ。再放送するならこの第五回だと思う。

 見てない方はとりあえず、555の歌詞までついてキャプ画で充実のREIKOさんとこbaddreamfancydresser: #5「特別な時間の二人」で堪能すべし!。