マンハッタンラブストーリー 第十一回 

 見終わってから唸ってしまった。「何うなってんの(by妻)」と云われても自分で何に唸っているのかもわからない感じ。

 赤羽さんが倒れたとイボリーに云われ連れて行かれた店長は、それが嘘で「赤羽ちゃんを見守る会」としてベッシーと決着をつける席につくが、ベッシーと赤羽さんは外出し、店長は留守番状態。結局ベッシーが応援に回り、赤羽さんと店長は三連泊の仲に。そんなある日店長のタイミングでと渡された婚姻届には虻野辺加奈子という名前が。そう、赤羽さんとは偽名で、今までの過去の話も少しずつ嘘。実際の虻野辺さんは軽井沢夫人と同じ運命をたどって生きてきていた。虻野辺さんはそんな過去を清算すべくいまやラーメンで成功した過去の不倫相手鈴木と店長を元旦にコーヒー対決させるが鈴木はナポリタンを食べてしまい、勝負は店長の負け。赤羽さんは旅立とうとするが忍にウェハースを買ってくるよう云われた店長は高速を走り、赤羽さんにプロポーズ。それから二年後、店長は移転したTV局の近くに二号店を出し、そこのマスターになっていた。その隣には、○○選手権でグランプリを獲得した赤羽さんの姿が・・。という最終回。

 大筋しか書いていないのでこれだけ読むと全然面白くありませんが、最終回らしく、ネタ全開でびゅんびゅん飛ばしてました。特に感心したのが虻野辺さんの過去の再現フィルム。いつものように猫背椿さんで再現が開始されますが、途中から船越−遠山の軽井沢コンビに。劇中劇と登場人物の過去と劇そのものと現実の役者の関係がない交ぜになる不思議な感覚で楽しめました。

 エンドクレジット後の演出はちょっとやりすぎではないでしょうか。

 クドカンもまた、春からはドラマがあるんだろうと思いますが、見守りたいと思います。